肺高血圧症とは

何らかの原因により肺での血流が悪くなり全身への血流も悪くなってしまう。
血流が悪くなる為心臓は高い圧力をかけて肺に血液を送り出そうとします。
肺高血圧症とは、心臓から肺へ血液を送る肺動脈が高血圧となっている状態を言い、肺の小動脈で血液が流れにくくなっている状態です。
肺高血圧症は、代表的なものとして「肺動脈性肺高血圧症(PAH)」、「慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)」、「肺疾患に伴う肺高血圧症」の3つに分けられます。
特に肺動脈性肺高血圧症(PAH)では20年前と比較して患者数が約100倍になっています。
  

肺動脈性肺高血圧症(PAH)・慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の原因と治療

肺動脈性肺高血圧症(PAH)は膠原病、先天性心疾患、肝硬変などが疾患の原因と言われています。
しかし、PAHの約50%は原因が不明であり、このタイプは「特発性PAH(IPAH)」と呼ばれています。
どちらの疾患も東洋学的には、血毒や水毒として考えられ、心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しても血毒・水毒の治療により血流の流れを改善させます。
肺小動脈が狭窄する事でおこる息苦しさなどに対しても牛黄製剤と言われる血管を拡張させる漢方により対処は可能になってきます。

肺疾患に伴う肺高血圧症の原因と治療

肺気腫、肺線維症、気腫合併肺線維症などの肺疾患が原因となり肺高血圧を引き起こしていると言われています。
西洋学では、治療が不可能と言われている肺の繊維化も東洋学だと治療が可能です。
また、肺気腫などの肺疾患に対しても漢方の得意分野といわれてます。

肺高血圧症は、特定疾患に指定されています。
特定疾患の病気は、西洋学ではほとんど治ることはありません。
漢方では、治る可能性がありますので一度ご相談下さい。