昭和24年生 男性
 
おはようございます。
今日の患者さんは、心臓弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症)の方になります。
 
4年ほど前から息切れや動悸、倦怠感があり病院に行った所「大動脈弁閉鎖不全症」と診断。
BNP(脳性ナトリウムペプチド)の数値も76.8H(正常値18.4H)と高くなってきたので、こちらにご相談に来られました。
 
一番気になる症状としては、緊張した時と疲れた時の胸の圧迫動悸との事でした。
 
漢方の種類としては、
 
①心臓の負担を抑える煎じ薬
②血流を良くする錠剤
 
の2種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、ストレスがかかると調子が悪いと感じる時はあるが息切れや動悸が改善してきているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から7ヶ月、先日病院に行きBNP(脳性ナトリウムペプチド)を計った所、42.6Hまで減少。
調子良く過ごしているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から1年6ヶ月、引き続きBNP(脳性ナトリウムペプチド)も安定。
息切れや動悸に関しても特に気にならないとの事。
調子が良いとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から1年10ヶ月、夏で少し疲れがたまりやすいが比較的調子が良いとの事。
動悸や息切れはあまりしていないとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から2年2ヶ月、調子良く過ごしているとの事。
大きな症状はないので特に気にならないとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から2年10ヶ月、調子も良いので「心臓の負担を抑える煎じ薬」を半分の量まで落とさせて頂きました。
ストレスがかかるとドキドキする時があるがそれ以外はないとの事。
 
漢方服用開始から3年10ヶ月、調子も良いので再発防止の為に「心臓の負担を抑える煎じ薬」を1/3の量(小学生くらいの量)まで落とさせて頂きました。
長期の量を出し今回で治療終了。
 
順調に改善が見られているようで安心いたしました。
心臓の負担も軽減して調子も良いという事なので、引き続きこの調子が続くと何よりですね。